本記事は臨床工学技士養成校の臨床実習を控えている学生さん向けですが、他のコメディカル・看護師の臨床実習にも関係する内容かと存じます。
さて、今回は「留年回避」「臨床実習停止にならないために」・・・と、恐ろしいことが題材になっています。
何故、この題材を取り扱うかと言いますと、臨床実習に取り組む態度があまりにも酷いと実習を強制的に停止・・・というよりも終了させられるケースが存在します。
本記事では、実習停止にならないよう、注意点などを再度おさらいしたいと思います。

今回の記事はメチャクチャ本音/私情が込められております








Moegi
- 取得資格
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臨床工学技士(CE)、ITE 心血管インターベンション技師、ME1種検定試験
- 得意領域
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カテーテル、アフェレシス、内視鏡、機器管理など
大学病院での幅広い勤務実績をもとに、臨床工学技士業務全般執筆しております。
筆者自身の過去の事例も踏まえて・・・
Moegiの施設は大学病院でありますので、年に何組も複数の養成校から依頼が来るのですが、残念ながらお世辞にも優秀とは言えない実習生もいるわけです。
そして、年に1組くらいは当院の指導者から、もしくは養成校から厳しい指導が入ることもあります。
残念ながら実習に取り組む態度が酷い実習生が実習を強制終了させられた事例もあります。



私自身が関わった実習生だけではなく、過去に友人・知人も実習を強制停止になったことも・・・。
臨床実習先はどのように決めている?


養成校の先生としては、日頃の態度や学業成績を考慮して、「この子なら実習を乗り越えられるだろう」ということで臨床実習を受けさせることを許可する手筈となっていると思います。
もちろん、臨床実習を受けるまでに必要単位を全て取得していることを臨床実習開始の条件としている養成校もあります。



そもそも、全て履修していないのに実習を受けさせるべきではないと、個人的には思うのです。
でも、1年制の専攻科などは仕方ないと思います。
そして、養成校の先生は、自宅と実習施設の距離を考慮しつつも、実習施設の特性(実習内容が厳しい、レポートチェックが厳しいなど)と学生さんの成績や性格を加味して実習先を選定していると思われます。
「この子なら厳しい施設でも問題ないだろうからここへ」、「そっちの子は見学内容的にもレポート面でも甘めだろうからそちらの実習先へ」・・・という感じで決めていると思います。



実習先の決め手は私の勝手な想像ですが、実際こんなところでしょうか
実際にあった裏話
・・・実際に私の学生時代の話をしますと、私の養成校の学科には10人ちょっとの人数しかいなかったので、2名ずつのペアで行くことになりました(大体の養成校が2, 3名のペアかとは思います)。
ある日担任から実習のペアについて相談を受けたことがあります。
担任「Aさんについてだけど、Moegiさんとペアにさせようと思うのだけどフォロー任せて良い?」
Moegi「他のペアを見てもその方が良さそうですよね。分かりました。」
担任「ゴメンね。よろしくお願いします。」
・・・といった出来事がありました。
Aさんには少し事情があったのですが、そういう感じで実習先が・・・何ならペアまで決まることがあります。
どうしてイチ学生でしかない私に担任が相談してきたか気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、要するに私は学科内全員に勉強を教えている立場だったわけですが・・・そういう理由です。
実習生へ指導が入る場合とは
では、実習生へ指導が入る場合について説明します。
上記のような感じで問題なく実習単位を取得できると思いきや、そう教師達の思惑通りにいかないのが臨床実習です。
「あそこの実習先は単位もらい易いから、このペアはそこに送り込みましょう」・・・と完全に舐めてくる養成校もありますので・・・。
私の施設も比較的甘めの施設なのですが、成績云々以前に問題がある学生さんにはとても厳しい施設だと思います。
成績優秀であるのが良いに越したことはないのですが、実習指導者側としては、成績以外の⚫︎⚫︎⚫︎を見ているのが本音ではないでしょうか。
実習先で指導されたり、実習停止になってしまう理由というのは実は成績の良し悪しはあまり関係ないのです。



成績が関係ないといっても、成績がちょっとよろしくない実習生が指導される傾向にあるのは間違いないのですが・・・。
養成校の先生も、ちゃんとした子しか実習に送り込まないでください。
さて、前置きが長くなりましたが、実習生に指導が入るときというのはどういった場合なのかを考えたいと思います。
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