CE(ME)の冬のボーナスをアンケートしてみました
2023年冬の賞与(ボーナス)の支給が始まる12月8日にX(Twitter)上にて「臨床工学技士(CE/ME)」の「賞与」についてアンケート調査をしてみました。
私の調べた限り、SNS、今回はX(Twitter)上でそれらしきアンケートは過去に存在しなかったため是非参考にしてもらえればなと思います。
日臨工や地方技士会レベルならそれらしき調査あるかもしれないですが、見つけられませんでした。
一般に国家公務員において冬のボーナス(「期末手当」と「勤勉手当」)は12月10日と定められております。
そのため地方公務員や民間もそれに倣った12月10日前後の日が多いとされています。
なお支給日が土曜・日曜の場合はの金曜日に支給される形となります。
今年は12月8日(金)に支給されたのでこの日にアンケートを開始しました。
※無論投票している方が全て正しいことを投票しているとは限らないため参考程度にお願いします。
ただし、編集部個人の臨床工学技士のフォロワーが約500人に対し、投票数が192票なので大まかな傾向は掴めているはずです。
私たちの拡散力不足で多くの方の目には触れなかったかもしれませんが、投票に応じてくださった方にお礼申し上げたいと思います。
調査概要
アンケートはX(Twitter)上の当サイトSNSアカウントの投票機能を用いて行った。
調査期間は2023年12月8日から一週間である。
「臨床工学技士」の「冬のボーナス」の「調査」であることを明記した上で、設問項目には
- 賞与なしor寸志(5万円以下)
- 25万円未満
- 50万円未満
- 50万円以上
の項目を設けた。これは日本人の平均所得の440万円前後(諸説あり)に諸手当を考慮して、大まかに基本給ベースで賞与1ヶ月分、2ヶ月分、それ以上というように投票が得られることを期待し、意図したものである。
なおX(Twitter)の仕様上、投票者の素性および投票結果に正確性があるとは限らないことにご留意願いたい。
また病院・診療所に勤める臨床工学技士の雇用者数約3万人(公表資料をもとに当サイト調査)に対し、投票実数が少ないことについても合わせてご留意願いたい。
CE(ME)冬のボーナス リアルな実態は? 2023年度最新
X(Twitter)上の投票において全192票のアンケート結果を得られた。
詳細を図1、表1に示す。
結果の区分 | 全体に占める割合 |
---|---|
賞与なし・または寸志(5万円以下) | 10.9% |
5万円以上25万円未満 | 8.9% |
25万円以上50万円未満 | 50.5% |
50万円以上 | 29.7% |
以上の結果によれば、臨床工学技士の冬のボーナスについて、50.5%が25万円以上50万円未満、29.7%が50万円以上、10.9%が賞与なし・または寸志(5万円以下)、そして8.9%が5万円以上25万円未満という結果であった。
考察とまとめ
臨床工学技士の冬の賞与は25万円以上50万円未満が最多の結果となり、全体の約半数を占める。
全体の約8割の施設ではボーナスとして25万円以上が支給されている。
一方で、ボーナスが25万円未満の層が2割程度存在し、50万円以上の層が約3割いることを考えると、同じ資格の中でも格差が進んでいると考えられる。
臨床工学技士のボーナスの手取り額は?
この辺りは自身の健康保険料や扶養の有無、社会保障費の支払いの状況によって変動しますが、おおよそ日本のサラリーマンの年収からいうと、
ボーナスの手取り額は額面の8割
と覚えてもらっていただければ大抵大丈夫です。
なので40万円額面で支給されたら32万円ぐらいが手取りというイメージですね。
アンケートの結果からも実際はこれぐらいか、それよりも少ないかぐらいじゃないですかね。
コラム:臨床工学技士のボーナスは多いと言えるのか?
さて、ここまでで記事を締め括っても良かったのですが、この記事に辿り着いた読者の皆様が知りたいのは、
自分は臨床工学技士の同業者と比較してどの程度貰っているのか
臨工以外の進路に進んだ友人たちとどれだけ差があるのか
といったところだろうと思います。ええ、私が気になります(おいこら)。
前者は先の記事でわかったと思いますが、後者についてはいくつか調べてみました。
看護師・コメディカルなど同業他職種の賞与は何ヶ月分?
先に断っておきますと基本は同じと考えていいかと思います。
もちろん看護師・薬剤師などとは基本給の給料の体系そのものが違いますから同じ⚪︎ヶ月分としても額に差は出るでしょうが、⚪︎ヶ月分というのはおおよそどこも同じだと思われます。
また医療技術職、いわゆるコメディカルに該当する診療放射線技師・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士と臨床工学技士とでは給与のテーブルは同じことが多いと思いますので、基本は同じぐらいのはずと考えています。
一般的な冬の賞与はいくら?何ヶ月分?
本当は厚労省の資料等を参考にしたかったのですが、該当する資料をまとめるのが大変だったため、求人情報サイトのdudaの調査を元に引用します。こちらはネットリサーチ会社を利用したインターネット調査で15000人の回答結果のようです。
その結果がこちら
ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)
- ボーナスの平均支給額は年間107.1万円。冬は50.7万円、夏は50.8万円
- ボーナスの年間支給額が100万円を超えたのは全体の48.1%
- ボーナスの年間支給額は月収の平均2.56カ月分
(一般的企業の)
ボーナスの平均支給額は年間107.1万円。
冬は50.7万円、夏は50.8万円
というのは強烈ですね。しかもそれが約半数のようです。
先ほど臨床工学技士の冬の賞与50万円越えが約3割もいると驚いた方(私も含めですが)にとって、この結果は凹みますね。
しかしボーナスの年間支給額は月収の平均2.56カ月分とは少し意外な結果ですね、これだけの額をもらっているのだから年間では4ヶ月分とかあるのかと思いました。中央値とかならわかるんですが平均ですからね。
・・・これ、月収がかなりのものになると想像がつきますね。
なお賞与が少ないことを理由に転職は6割、賞与にあわせて転職のタイミングを調整は5割らしいですね。
ちなみに大手企業の冬のボーナスは・・・?
ちなみに大手企業とも比べたりもしてみました、
経団連は26日、大手企業の冬のボーナス(賞与・一時金)妥結結果を発表した。平均妥結額は前年同期比1・37%増の90万6413円で、4年ぶりに90万円台を回復した。コロナ禍からの経済正常化や、原材料価格の上昇分を価格転嫁して業績回復した企業が全体を押し上げた。
大企業の冬ボーナス、4年ぶり90万円台…19業種中12業種が前年上回る
(経団連に加入する大手企業は)
冬のボーナスだけで平均90万6413円!!!
大企業に入れるようなエリートと比較するのもおこがましいですが、格差を感じる結果ですね・・・。
他職種と比較した年収は?
さて、ここまで記事をご覧いただいた方にはすでに察しがついているかと思いますが、賞与が他職種と比較して少なければ当然年収も。。。という話になると思います。
はい、お察しの通りです。
ですがこれについては本題とは逸れてしまうため、また別の記事で扱えればいいなと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。CEじゃーなるでした。
・・・。
ちなみに私ですか・・・?冬の賞与25万円未満ですね。超リアル。
この記事見せて事務長に抗議してやる💢
・・・とは身バレしそうでとてもできませんが、この記事が少しでも広まって医療従事者の処遇改善のきっかけになるといいですね。
個人が出来る範囲だとやはり転職か。。。
コメント