令和8年3月26日(木)に第39回臨床工学技士国家試験の合格発表があり、SNS上でも色々な意味で盛り上がっております。
まずは、受験生の皆様、お疲れ様でした。
合格率などの見解は、合格発表当日に編集部がまとめ記事を出しており、大変多くの方々に読んでいただきましたので、まだ読まれていない方は合わせてご覧ください。


第39回の国家試験の合格率は?
さて、第39回国家試験の合格率を再確認してみましょう。
第39回合格率:https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2026/siken17/about.html
・・・令和に入ってからの合格率は80%前後で概ね安定して推移していました。
しかし、一変して第39回はというと、
過去最低の63.1%に迫る驚愕の65.7%という結果となっています。
Moegi本記事では、どうしてこのような結果となったのかと、現役CEの目線から、傾向の分析をしたいと思います。
出題傾向が変わることは知らされていた
では、これだけの合格率の変化があった原因はなんでしょうか。
それは・・・
新教育カリキュラム導入の影響と考えます。
実は以前に、「臨床実習指導者について —指定規則改訂のポイント—」という記事により、
”「臨床工学技士学校養成所指定規則」が定められているのですが、令和4年3月31日に改正・公布され、臨床実習の実施施設に配置している「臨床実習指導者」への条件に「臨床実習指導者講習会」の受講を求められることなりました。”
と2023年7月の時点で当記事を公開させていただいています。
カリキュラムの改訂により必要単位数が93単位から101単位へ引き上げられています。
特に、臨床実習の必要単位数が4単位から7単位へ引き上げられており、臨床実習期間約30日の1ヶ月だった臨床実習がほぼ倍の約2ヶ月要することになっています。
臨床実習指導者向け記事ではありますが、合わせてご覧ください。


新教育カリキュラムは、2023年(令和5年)4月より運用が開始されています。
そして、その約3年後・・・つまり、新教育カリキュラム3年過程の養成校の学生が国試を受験する令和8年に合わせて国試の出題傾向が変わったということですね。
「臨床工学技士 国家試験出題基準 令和8年度版」というのが2024年(令和6年)12月に出されています。
要するに、出題傾向が変わることはあらかじめ知らされていたということですね。
新教育カリキュラムの意図とは
詳しくは、上記の「臨床工学技士 国家試験出題基準 令和8年度版」をご覧ください。
出題基準を引用いたします。
「出題基準」とは、試験を実施する際に重要な指針となるものであり、以下のような位置づけがあると考えます。
出題基準は、試験の目的や目標を明確にし、受験者がどのような知識やスキルを評価されるのかを示す重要な指針です。
出題基準に基づき試験問題を作成することによって、試験の内容が一貫性を持ち、受験者に公平かつ透明な評価を提供することが可能となります。
出題基準は、試験の設計・実施・評価における基本的な枠組みを形成し、教育課程との整合性を保つ役割も果たします。
さらに、出題基準を基に問題を作成することで、教育機関や試験機関の信頼性を高め、受験者に対して明確な学習目標を提示することができます。
改訂経緯は・・・
臨床工学技士国家試験出題基準は、平成16年3月の臨床工学技士学校養成所指定規則が一部改正され、学校養成所の教育カリキュラムが大綱化されたことに伴い、国家試験の妥当な範囲とレベルを設定するために、平成 19 年版として取りまとめられました。
その後、平成24年版および令和3年版の2度の改定を経て、国家試験の問題作成に活用されています。近年、国民の医療へのニーズの増大と多様化、チーム医療の推進による業務の拡大、医療機器の高度化・複雑化などにより、臨床工学技士に求められる役割や知識等が変化しています。
これら臨床工学技士を取り巻く環境の変化に対応するため、令和4年 3月に臨床工学技士学校養成所指定規則および教育カリキュラムが一部改正され、令和5年4月から運用されているところです。
こうした状況の中、臨床工学技士出題基準作成委員会において、令和5年8月から現行の教育及び医療水準等を踏まえた出題基準の改定について議論を重ね、検討が行われた結果、今般、新たに出題基準が取りまとめられました。
今般取りまとめた出題基準は、令和8年の臨床工学技士国家試験から適用されます。
・・・と記されています。
要するに本文中の
”近年、国民の医療へのニーズの増大と多様化、チーム医療の推進による業務の拡大、医療機器の高度化・複雑化などにより、臨床工学技士に求められる役割や知識等が変化しています。”
というところが全てであり、今回の新カリキュラム導入および出題傾向の変化として反映されているということですね。
私達現場のCEも、日々新しい医療機器、新しい治療法、新デバイスの登場により業務拡大と知識のアップデートに追われています。
それらに対応する柔軟な対応力や知識が必要というわけですね。



ここまでは、実際の問題を見る前に判明していることでした。
実際の問題はどうだったのでしょうか。
出題問題の確認
では、学生時代には過去問を解いて解いて解きまくった自負のある筆者Moegiが、第39回の問題を確認してみました。
現役CE目線で第39回の問題を見ていきたいと思います。
少し多めのピックアップとなり長くなりますがご了承ください。



問題解説ではなく、傾向などの確認をします。


午前の部
AM03
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まず、序盤は無難に業務拡大も実施されたこともあり、業務内容に関する確認ですね。
医師指示の必要な操作と指示の不要な保守点検が分かっていれば解ける問題です。
基本中の基本であり瞬殺ですね。
AM04
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TCAサイクルの問題ですが、なかなか正答率は低そうな問題ですね。
実臨床でクエン酸Naが使用されたものがあるのでTCAサイクル自体の知識は無駄にはなりません。



解糖系、TCA回路、電子伝達系をしっかりと押さえておかないと解けませんね。正答率20%はなさそうですかね・・・。
AM05
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ミタゾラムやカテコラミンなど実臨床に直結する問題です。
ホルモン系と同様に正確に覚えておかないと解くことができません。
AM11
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浮腫の機序に関する問題です。
実臨床においても、浮腫の患者だらけです。
AM15
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AF(心房細動)に対する抗凝固療法です。
やはり、循環器系の患者は抗凝固療法をしている患者がかなりいますので・・・。
AM24
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SOFAスコアは、ICUにおける重症度評価に用いられるスケールです。
AM26
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統計・・・私の時代には出題範囲では無かったものですね。
1σが34.13%になるので、±σだと68.26%となります。



ガチの計算問題は、関数電卓が必要なので、統計に関しては暗記で良いでしょう。
AM31
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酸素飽和度系統の問題ですね。
NIRSやrSO2、留置用S-GなどCEがモニタリングするデバイスとして関わりが強いものとなっています。
赤外光と赤色光の特徴も押さえておきましょう。
AM36
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単純な公式で解ける問題です。
・・・が、計算せずとも解けちゃいます!!
今回は解説はしませんが、計算系問題の攻略記事は考えております。



こういう計算系問題を楽に解ける方法/武器/コツをどれだけ知っているかが国試攻略のコツです。
AM46
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前問同様に公式で解けます。
公式・・・?
実は電気電子工学のこの手のものは忘れても解くことができます。
AM49
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通常の抵抗では簡単過ぎるので、コンダクタンスに表現を変えている問題ですね。
冷静に、落ち着いていれば解けます。
少し弄って、受験生を困らせようとしているだけです。
AM50
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電気電子工学は公式覚えるだけシリーズだけと思いきや、交流の際は位相差を気にしなければなりません。
実軸と虚軸の文字に気が付けば、何とかなるかもしれません。
やはり、筆者の受験時代とは問題傾向が変わっていますね。



公式を覚えるのは当然ですが、「よっしゃこの公式で一瞬だ!」と飛び付かずに冷静に問題を見ることも求められていますね。
AM54
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もはや、定番のオペアンプの問題です。
オペアンプはイマジナリーショートとオームの法則だけで簡単に解けます。
AM55
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単純なAND/OR回路ではく、RS-FFをしっかりと覚えておかないと解けません。
AM56
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ICT分野の奨学金やDXへの動きがあるように、IT系分野の問題傾向が変わっています。
この問題においては、波長と周波数の公式でなんとかなります。
AM58
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bitとBiteの単位だけ気を付ける問題です。
AM59
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IT系の基礎問題が出題されています。
AM60, AM61, AM62
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やはり、IT系の基礎問題の出題数が多いですね。
AM74
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やっとIT系が終わりました。
ECMOといえば、基本的にV-A ECMOの出題が多いのですが、COVID-19の流行もあったので、V-AではなくV-Vとほんの少しだけ変えてきた感じです。



・・・しかし、簡単すぎませんか?
AM77
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やはり、問題傾向の変化として、第1種ME実力検定試験(通称:ME1種)もそうですが、しっかりと情報整理をして考えさせるようにする問題が増えています。
パッと見た瞬間、「何だこれ!?」・・・ですが、落ち着けば単位変換できるならば小学生でも解ける問題です。
我々現役CEからすると、「血液回路のPVは全体で200〜250mLで、回路のみなら130mL前後、日機装のALなら80mL程度なんだから、ダイアライザのPVは100〜150m程度でしょ?それに図のダイアライザの長さは少し短い気もするから100mL程度じゃないかな。」・・・という思考で計算スキップしそうになります。
「そんなもん知らねー」って方は、素直に”πr2h”に中空糸の本数掛けてくださいな、って感じです。
ただし、正確には[m3]と[mL]の単位変換必要ですが、選択肢からその必要はなさそうですね。
え・・・?言っている意味がわからないと?
「1×1×3×22×15=990」だから答えは100mLの”3”でしょ?
”国試を数年分解いて傾向を掴む”とはそういうことです。
真面目に単位変換していると時間の無駄ですよ。



というわけで、国試の計算系問題の攻略記事でも準備するとしますか。
AM83
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血圧に関する臨床に即した問題です。
中枢か末梢のどちらが血圧高いの?ということを知っていれば・・・。
AM85
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活動電位や静止電位の内容です。
うん、どこかで解説した気がしますね。


AM89
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ダイアライザの生体適合性に関する問題です。
セルロースの化学構造式を知っていたら解けますね。
よく使用されるCTA(セルローストリアセテート)は何を酢酸基(アセチル基)に置換しているのでしょうか。



これで午前の部の気になった問題のピックアップを終わりです。
午前の時点で傾向変わり過ぎでしょ・・・というのが感想です。
引き続き、午後の部のピックアップをします。
午後の部
PM02
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在宅医療も注目されていますね。
まぁ、診療報酬改定などで収益減らされた気もしますが、今後も期待される領域です。



知人の看護師さんも在宅関連の経営をされています(スゲ〜)。
PM04
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当院でも治験はかなり実施されています。
循環器も消化器内科など治験だらけです。



当然、検査/治療に関わる我々CEも協力させられていますが・・・協力の見返りくださいよって感じです。
PM08, PM09
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心カテ業務や内視鏡業務に必要な、基本的な解剖生理も問われていますね。
PM10
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単位変換ミスらなければ良いだけの問題です。
PM11
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なんか、CEはあまり関わらないような問題ですね。
なお、不適切問題となりました。



ちょっと、出題するのはどうなのか?とは思うようなものでした。
PM15
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IE(感染性心内膜炎)の問題であり、知っていたら瞬殺問題です。
当院でもIEの患者は結構いますし、緊急手術も度々ありますね。



「疣贅」・・・「ベジ」ですね!!
PM34, PM35
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アブレーションと心カテに関する問題ですね。
私が受験生の時には、ここまでの内容は出題されませんでした。



医療の進歩と時代の流れですね。
PM41
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はい、やはり、こういう問題が出題されますね。
しっかりと本質といいますか、問題文の意図を理解し、飛びついて計算しないようにしなければならない問題です。
よっしゃラッキー!!1.5/10=0.15の150[mΩ]じゃん!楽勝〜ッ♪
・・・なんて思った方は出題者の思う壺です。
”JIS T 0601-1に基づいて測定”とあるので、保護接地回路抵抗の測定には試験電流は25Aを使用しますので、25Aを用いて計算しなければなりません。
完全に定格電流15Aは引っ掛けなのです。
PM48
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これまた嫌な問題ですね。
0.4Aを選ばれた方は残念ですが、RL回路やRC回路では複素平面で考えないといけません。
・・・まぁ、私なら「ピタゴラス数使って0.8A〜」っと瞬殺します。
「え、分流前の電流より増えているじゃん!」って方はまだまだ勉強不足です。



私が問題作成者側なら同じような問題作成しますね。
出題者の考えがなんとなくわかります。
PM50
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今回の出題者はそういう人なのか?・・・と、ここまでの出題傾向で思うところがあります。
さて、公式から”BSωsin(ωt)”と飛びつきたくなりますが、条件をしっかりと確認する必要があります。
ここでは解説は簡略化しますが、問題文の最後の「t = 0とした時点で、コイル面は磁束に平行の状態であったとする。」という条件が全てです。
条件から
磁束Φ = BSsin(ωt)
より、ファラデーの電磁誘導の法則より
起電力V(t) = -dΦ/dt
なので、
V(t) = BSωcos(ωt)
となります。
これはコイルが「最大磁束の位置からスタート」なのか「磁束0の位置からスタート」なのかの条件を確認しないと、cos(ωt)とsin(ωt)が入れ替わります。



公式の本質まで問われてしまう問題も出題されるようになりました。
暗記するなら2パターン覚える必要があります。
PM55
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オペアンプ2問目ですね。
例にならい、イマジナリーショートとオームの法則だけで解きます。
この問題は少しだけ捻られています。
PM56
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オペアンプに近いような問題ですが、ダイオードの特性を知っていれば瞬殺です。
PM
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bitとBiteの単位変換を忘れなければすぐ解けます。
PM58
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午後にもIT系問題がさらに出題されていますね。



私も苦手な分野です・・・。
PM60, PM61, PM62
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これでもかとIT系問題が襲いかかってきます。
PM69, PM70, PM71
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人工心肺に関する問題が連続しますが、やはり実臨床に即した問われ方ですね。
PM72
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私の時には登場していなかったIMPELLAまで出題されるように・・・。
PM77
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血液浄化に関しても臨床に即されていますね。
PM80
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さて、エネルギー保存の法則を利用して、運動エネルギーから位置エネルギーへ変換する問題です。
完全に傾斜角30°は使わせようとする引っかけです。
PM88
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Starling方程式を用いる問題です。
改定Starling方程式をとグリコカリックスについて一時期話題となていました。
PM90
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最後の問題は、酸化還元の定義を問う問題です。
酸素原子のみならず、電子や水素原子の受け渡しまでちゃんと覚えているかというところです。
出題レベルと傾向の変化は?
さて、Moegiの独断と偏見で全180問から気になった問題をピックアップしました。
まず、出題レベルについて、私が受験した時代からすると確実に難化しているといえます。
ただ一方で、私が受験した国試よりは解きやすかった印象はありますが、その理由は受験した国試の時も傾向がガラッと変わった年でもあり、それこそ「何だこの問われ方は・・・・」となった記憶があります。
しかし、第39回の出題傾向として、机上の・・・教科書的な問題だったのが、より臨床に即した問題が多くなったのではないかというところです。
また、顕著なのはやはり、ICT分野/DXへの動きがあるように、IT系分野の問題が圧倒的に増えた印象です。
そのため、今回の問題傾向の変化というのは
- 教科書的な内容ではなく、より臨床に、実務に沿った問題が増えた
- CEの業務拡大にも視野を広げている
- 特にIT分野に力を注ごうと動きが見える
- 計算問題に関して、情報整理力と問題解決能力を問われている
- 臨床実習の単位数が増加したこともあり、臨床実習でしっかりと知識を吸収してきたかを問う
というところがポイントであると考えます。
今回、ピックアップさせていただいたのは、その点を踏まえた選定です。
なので、以前より出題レベルが上がっているのは間違い無いですが、難易度が上がったというよりは問題傾向に対応しきれない受験生が多かったという見方の方が正しいのではないかというのが個人的見解です。
同じような流れか・・・?
少し前に似たような事例がありましたね。
それは・・・第1種実力検定試験、通称:ME1種についても第25回から新傾向問題へと変わりました。
ME1種というのは、
- 基礎知識
- 応用知識
- 課題解決力
を3題1組の3段階で出題されることになっています。
また、論述問題に関しては、
与えられた課題を解決するのに必要な知識・情報・解決手順・注意事項等を論理的に記述する問題
・・・ということを意図されて出題されています。
まさに、
計算系の問題が与えられている数値や条件を整理し、頭の引き出しの中の公式から適切に処理させる問題になっている
と考えます。


さいごに
第39回はおおよそ3人に1人が不合格になってしまった国試となってしまいました。
かなり辛い状況の方もいらっしゃるかと思われますが、来年の国試に向けて準備を進めていただければと思います。
現在、国浪の方向けの記事も公開しております。
浪人生活におけるモチベーションを維持するコツと勉強方法についてお話をさせていただいておりますのでご参考にまで一読いただければ幸いです。
国試の勉強方法についての記事も公開しておりますが、新傾向への対策も進めていきたいと思います。
























































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