この記事では2026年3月末時点での最新の臨床工学技士国家試験の合格率、および令和元年から過去8年の合格率の推移をまとめております。

昨年度執筆した記事はこちら

令和8年度:第39回臨床工学技士国家試験 合格率速報
令和8年3月26日(木)に第39回臨床工学技士国家試験の合格発表がありました。
| 試験期日 | 令和8年3月1日(日) |
|---|---|
| 試験地 | 北海道、東京都、大阪府、福岡県 |
| 受験者数 | 2396名 |
| 合格者数 | 1573名 |
| 合格率 | 65.7% |
編集部国試合格率65.7%???!
筆者も相方のMoegiもびっくりしてます
配点を1問1点、合計180点満点とし、108点以上を合格とする。
総得点 108点以上 / 180点
※例年通り変わりはありません
今年度は午後:問題11・問題44が不適切問題となっています。
https://www.jaame.or.jp/ce/siken17/PM11.pdf
https://www.jaame.or.jp/ce/siken17/PM44.pdf
今年度の国試の傾向は



と思わずつぶやいてしまいましたが、どう考えても新カリキュラムの影響ですね。。。過去問が通用しなかったか。
近年、国民の医療へのニーズの増大と多様化、チーム医療の推進による業務の拡大、医療機器の高度化・複雑化などにより、臨床工学技士に求められる役割や知識等が変化しています。
これら臨床工学技士を取り巻く環境の変化に対応するため、令和 4 年 3 月に臨床工学技士学校養成所指定規則および教育カリキュラムが一部改正され、令和 5 年 4月から運用されているところです。
こうした状況の中、臨床工学技士出題基準作成委員会において、令和 5 年 8 月から現行の教育及び医療水準等を踏まえた出題基準の改定について議論を重ね、検討が行われた結果、今般、新たに出題基準が取りまとめられました。
今般取りまとめた出題基準は、令和 8 年の臨床工学技士国家試験から適用されます。
臨床工学技士国家試験出題基準 令和 8 年版より
今後問題を解きながら二人で傾向と対策を検討していきます。
過去年度との国家試験合格率比較
近年の受験者数や合格率は以下のとおりです。
| 年度 (試験年) | 受験者数(名) | 合格者数(名) | 合格率(%) |
| 令和1年度 | 2828 | 2193 | 77.5 |
| 令和2年度 | 2642 | 2168 | 82.1 |
| 令和3年度 | 2652 | 2232 | 84.2 |
| 令和4年度 | 2603 | 2096 | 80.5 |
| 令和5年度 | 2706 | 2311 | 85.4 |
| 令和6年度 | 2630 | 2090 | 79.5 |
| 令和7年度 | 2598 | 2049 | 78.9 |
| 令和8年度 第39回 (新カリキュラム) | 2396 | 1573 | 65.7 |
臨床工学技士国家試験は令和に入って以降受験者数は微減、R8年度国家試験は過去最低レベルの合格率という結果となりました。



第39回臨床工学技士国家試験の65.7%という低い合格率は、第12回試験の合格率63.1%に次ぐ歴代ワースト2位の合格率です・・・。


臨床工学技士 ー最新の動向 2026年3月現在ー
累計合格者数は?
昨年度までの臨床工学技士国家試験合格者数は59051人でした。
今年度2068人が合格したことで、累計の合格者数は60624人となりました。
医療機関で従事する臨床工学技士の現状は?
当サイト調べでは令和2年10月1日の段階で、現在臨床で働いている臨床工学技士の総数は30408名でした。
また執筆時点最新の厚生労働省の資料において、令和5年10月1日段階で、32774名(常勤換算)の臨床工学技士が臨床の現場で従事しております。
前回調査から3年が経過しましたが、3年で2366名しか常勤従事者が増えていない計算となります。





この間合格者数は6639名ほどいるにも関わらずです。
年配層の退職が続いているのか、あるいはそれほど雇用先がもうないのか。。。
臨床工学技士国家試験 今後の展望は
来年ぐらいは今年の反動で易化するかもしれませんが、総合的にみて国家試験は今後難化していくものと予想しています。
あわせて読みたい 【2024年最新】臨床工学技士国家試験の合格率は?今後の見通しは? 2024年3月末時点での最新の臨床工学技士国家試験の合格率、および過去6年の推移をまとめております。単にデータを羅列するだけでなく、現役臨床工学技士の主観的な意見…
「来年ぐらいは今年の反動で易化するかもしれませんが、総合的にみて国家試験は今後難化していくものと予想しています。」と例年言及してますが、まさかの3年連続合格率8割切り、というか過去に類を見ない65.7%という低い合格率に終わってしまった今回の試験結果に正直驚いています。
合格率8割ということは当ブログでも再三言っていますが、「最低でも3年の勉学に励み学内選抜を乗り切った者のうち最低でも5人に1人が落ちる試験」です。
それが今年はなんと823名もの不合格者がでてしまいました。
約3人に1人がこれから1年間ろくな就職もできず路頭に迷うことになります・・・。
・・・この恐ろしい現実を身をもって体感された読者の方も少なからずいるのではないでしょうか。



国家資格を取るための大学・専門学校に通って卒業した上での不合格は一般大・一般専門卒と違って就職に不利になることは間違い無いです。。。
・・・この状況で気休めにしかならないかもしれませんが、私たち二人の共通の友人にも現役時代に国試に落ちながらも国試浪人を乗り切り、今は立派に臨床に立ったり、国家資格を持った上で異業種へ転職をし収入UPと自己実現を達成した強者もいます。





ってか今年もそうだけど来年以降の求人荒れるなこれ。
直近だと臨時任用職員の求人が続出しそう。
さて・・・。今回は驚きの国試結果となりましたが、当記事をご覧になった、臨床工学技士養成校に通う現役の学生、国試浪人される皆様方は気を引き締めて翌年以降の国試に臨んでください。
また現在高校生の皆様は入学後の3、4年後、およびその先10年、20年先を見据えて悔いのない進路決定をしていただけたらと思います。
そして今年度見事国家試験に合格された皆さん、ようこそ臨床工学技士の世界へ。
今後も当サイトでは、臨床工学技士や医療従事者に関する様々なコンテンツを発信していきます。
この記事のようにプラス面ばかりではなく、マイナス面にもきちんと触れることができるのが、個人で発信しているブログの強みです。
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